メガネ処方【めがねしょほう】

メガネにはどんな種類があるの?
メガネには、遠くを見やすくする用途のもの(遠用)・手元を見やすくする用途のもの(近用:いわゆる老眼鏡)・遠近両用・パソコン用・中近両用・子どもの斜視や弱視の治療用など様々な種類があります。

メガネの度数や用途が合っていない場合には、見えづらい・目が疲れる・眼痛・頭痛・肩こりなどの症状を引き起こします。
一般的なメガネ処方はどのように行うの?
現在メガネを使用している方には、メガネをどのように使用しているか・見えづらさや不便さの有無などをしっかりヒアリングし、屈折検査・裸眼・矯正視力の測定・ご自身のメガネの度数や見え方を調べます。メガネを使用したことがない方も症状等のヒアリング・屈折検査・裸眼・矯正視力の測定を行います。これらの検査結果がメガネ処方をするうえで重要になってきます。

検査結果をもとに、メガネ処方の必要性があれば『装用テスト』=『試し掛け』を行います。例えば、手元用(読書など)であれば、待合室で本や雑誌などを見て過ごし、遠用(テレビを見る・運転用など)であれば、待合室でテレビを見て過ごしたり廊下を歩いてみて、「見え方」や「疲れないか・違和感がないか・物足りなさがないか」を確認した上でメガネ処方をしていきます。

物を「見る」とは、目からの情報が脳に伝達されて初めて「見る」と認識されます。メガネは目とレンズとの間に距離があるため、脳が慣れないと疲れたり違和感が出やすいものです。そのため「良く見えるレンズ」と「日常で使用できるメガネ」とでは度数が異なることが多いのです。個人差がありますので『試し掛け』をしっかり行うことがオススメです。
子どものメガネの処方は?
子どもの場合は調節力といってピントを合わせる機能が大人よりも強いため、通常の検査では本来の遠視や乱視の度数が測定しきれない場合があります。遠視や乱視が強い・斜視がある・弱視が疑われる・左右の視力に大きな差がある(不同視)・視力が安定しない等の場合には、精密検査(調節力を取り除く目薬を点眼した上で改めて検査)をした上でメガネ処方をしていきます。

精密検査を必要としない子の場合(主に通常の近視)には一般のメガネ処方同様に『試し掛け』をしたうえでメガネ処方を随時行っています。
メガネ処方をした後は?
メガネの処方箋を受け取ったら1ヶ月以内にメガネ店に処方箋を持参しましょう。

また、湘南眼科クリニックではメガネのフレームなどにも詳しいメガネアドバイザーが在籍※しています。お気軽にご相談ください。
※メガネアドバイザーは診療日の午前9時以降で在籍。再診の方は予約をお取りいただくのがスムーズですので受付にお問い合わせください。
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院長よりひとこと

見えづらい・かすむ・目が疲れる等の症状がある場合には、ぜひご相談ください。